
気圧を上昇させた(通常は1気圧→1.1~1.4気圧へ上げる)カプセル内に入ることにより、末梢の細胞にも多くの酸素を送り込む装置です。

プロアスリートや整骨院、リハビリテーション施設で利用され、高気圧下での利用により治癒力や疲労回復が期待されています。その効果は、人間だけでなく、ペットの健康にも期待されています。

酸素カプセルのしくみ
酸素カプセルとはどのような物なのかを紹介していきたいと思います。
『2種類の酸素』
酸素には「結合型酸素」と「溶解型酸素」2つの種類があります。
「結合型酸素」
普段、呼吸によって空気中から肺に取り込まれる酸素は、血液中の赤血球と結びついて体内の細胞組織に送り届けられ取り込まれます。
この、赤血球によって体中に運ばれる酸素を【結合型酸素】といいます。

「溶解型酸素」
結合型に比べてわずかしか存在しない、分子のまま身体に溶け込んだ酸素のことを【溶解型酸素】といいます。

【結合型酸素】と【溶解型酸素】と【毛細血管】
身体中の血管のほとんどを占める毛細血管は、太さが大体6~7ミクロンと言われていて、一般の赤血球の大きさは約8ミクロンと言われています。これでは、【結合型酸素】のような大きなものが末端の細胞まで酸素を行き渡らせるのは難しいため【溶解型酸素】が働きます。
この【溶解型酸素】は【結合型酸素】を運ぶ赤血球よりもはるかに小さいので細い毛細血管を容易に通過し、酸素不足の細胞に酸素を届けてくれます。そして、リンパ液や脳脊髄液などの体液にも溶け込むことが出来るので全身の細胞に酸素を届けることができます。
『酸素カプセルの原理』
酸素カプセルは、『ヘンリーの法則:液体に溶解する気体の量は気圧に比例して増える』に基づいています。
酸素カプセル内の気圧を1.2気圧~1.5気圧に高めた上で、通常の酸素濃度21%を30%~35%にまで上げます。
そうすることで、【溶解型酸素】を通常の3倍以上に増やすので、末端の細胞まで効果的に酸素を送り届けることが出来るのです。
